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OJT体験レポート

映像字幕翻訳に関連するOJT

今回の業務は、ある企業が提供するサービスについて紹介する動画のスクリプト(台本)の翻訳でした。
受講生のみなさんがスクリプトを翻訳し、その訳文を映像字幕翻訳クラス講師の佐久間公美子先生が監修、そして字幕化しました。
現在、このようなセールスプロモーションに関連する字幕翻訳業務が増加傾向にあります。

ご自身の簡単なプロフィールと英語学習歴を教えていただけますか

幼少の頃から英語に興味を持っていたので、親に頼んで近所の英会話クラスに通わせてもらっていました。20代前半に渡米する機会がありましたので、大学生活や仕事を通して英語を学びました。一昨年からアイ・エス・エス・インスティテュート横浜校で総合基礎科1・2を受講し、昨年秋からつい先日まで東京校で映像字幕本科を受講していました。

今回のOJTにあたり、事前準備はどのように行いましたか

火曜日の夜にご担当者様から連絡をいただき、納期が木曜日の朝、ということで、時間内にこなせるのか内心ドキドキしていましたが、通勤時間の合間に動画の音声を聞いたり、調べ物をしたりと空いた時間を有効に活用しました。あるサービスの紹介動画のスクリプト英日翻訳だったので、どういうサービスなのかをウェブサイトでも確認しました。また、国際的な催しに協賛されている動画も含まれていましたので、そちらの催しについても確認しました。専門用語などはその都度メモしておきました。

今回のOJTで苦労したことがございましたら教えていただけますか

サービスを展開されているのがフランスの企業様で、英語のウェブサイトは用意されていたのですが、日本語のサイトは準備中でした。まだ日本でも知っている方が少ないからなのか、サービス名の検索をしても見当たらず、フランス語のサービス名をどう日本語に訳そうか悩みました。

今回のOJTで良かったこと(「やりがい」や「面白さ」など)、「勉強になった」点を教えてください

こういう機会がなければきっと一生縁がなかった催しやサービスについて、興味を持てることが翻訳の面白さだと思います。日本ではまだ知られていないサービスのようでしたので、今回の訳出を読んだ日本の方々にサービスの歴史や製作者の意図を伝える責任を感じました。また、基礎科で教わった時にはなかなか出来なかった「前から訳す」ことの重要性を感じました。前から訳すことがどれだけ作業時間の短縮になるかが前回のOJTに引き続きよくわかりました。

今回のOJTを通して訓練とは異なる、新たな発見や気づきはありましたか

英日の翻訳を依頼される方々が英語を母国語としない場合もあることにあらためて気づかされました。英語だけでなく他の言語に興味を持つことも大切であると思いました。

今回のOJTを通して、全体的な感想をお聞かせください

作業をしている間はとにかく楽しかったです。いろいろな訳出が浮かびましたが、一つ試して合わなければ、次を試して・・・、とパズルのように少しずつ完成していくのが嬉しかったです。

今後の目標や抱負をお聞かせください

翻訳者の感情をぬき、原文に忠実で、読んだ人が悩まずに読める訳出を目標にこれからも精進していきたいと思っています。映像字幕本科の佐久間先生がおっしゃられていた通り、自分が「これならできる」と思っていることだけをしていても前には進めません。恐れずに、これからも機会をいただいた時にはOJTにチャレンジしたいと思います。

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