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OJT体験レポート

『香港貿易発展局主催 香港・広東 事業提携投資訪日ミッションに係る日中通訳』OJT

香港貿易発展局主催 「香港・広東 訪日投資提携ミッション」商談会
2015年6月15日(月)に、いち早く発展を遂げ中国一の経済規模を誇る広東省から、
日本企業との提携を模索する企業団が来日しました。
その商談会での通訳業務(来日する中国系企業参加の昼食交流会及び商談会における日中双方向逐次通訳)OJTを
体験された村瀬さん・梅原さんのレポートをご紹介します。

ご自身の簡単なプロフィールと学習歴を教えていただけますか

大学時代第2外国語で中国語を履修したのがきっかけで中国語の学習を開始。中国企業の東京支店で4年間勤務した経験もあり。その後10数年間特に中国語を使わない環境でしたが、2012年、ISS の短期ウインターコース「初めての中国語通訳訓練」を受講、その後2012年春期レギュラーコースで基礎科1、秋期に基礎科2を受講2013年は通訳ガイド試験勉強のため他校で勉強し、通訳ガイド試験に合格、2014年春期、秋期と通訳科1を2期受講、2015年春期 通訳科2を受講中。

今回のOJTにあたり、事前準備はどのように行いましたか

ISS通訳グループから送られて来た資料を元に、自分の担当する中国の企業及び、その企業訪問予定の日本企業すべてのウェブサイトを閲覧、主要な製品などを調べ,単語リストを作成しました。 準備は終わりの無い作業で、結局前日の日曜日は一日中ウェブで各企業の商品や業務内容を調べていました。いくらやっても,これで十分、と言う事にはならず、不安が解消されないのでとても辛い一日でした。

担当された仕事の内容を具体的に教えてください

昼食会会場でのテーブルでの通訳及び、商談会での中国側企業ブースにて、訪問される日本企業との間での逐次通訳を担当しました。
昼食会会場では各テーブルに通訳が配置され、自分は香港訪日代表団の方々のトップクラスのテーブルに配置されました。
前日の準備は企業の商品名ばかりに気をとられて、参加されている方々のお名前や経歴、また今回の主催団体の詳細,背景について調べていなかったので固有名詞等、訳せなかった部分が多々あり反省点となりました。
また商談ブースでの通訳では,担当させていただいた中国側企業の担当者の方はとてもハッキリと、わかりやすい話し方をされる方でしたので、聞き取りに苦労する事はあまり無く助かりました。

授業とOJT現場ではどのようなところが違いましたか

授業ではクラスメートと先生の前で上手い訳出をしたいがために、却ってよい表現が出てこず、結果的に上手く訳出できなくなってしまう事が多いですが、今回のOJTでは、伝えなくてはいけないという使命感で、なりふり構わず訳していました。そして自分がいないと商談が進まない、自分が黙ってしまうと双方が不安げに自分を見つめる、そう言う状態を実感しました。

今回のOJTを通して新たな発見や気づきはありましたか

初めてのOJTのため、始まる前は緊張感で一杯だったのですが、あっという間に数時間の商談会は終了し、終わってみたら非常に楽しかったと感じられました。
また、いろいろな業界の会社の担当の方のお話を伺ったり、商品について多少なりとも知る事ができてとても面白いものだとも感じました。これが通訳と言うお仕事の醍醐味なのでしょうか?

今回のOJTを通して、全体的な感想をお聞かせください

最近、授業の予習復習に追われ、またそれも十分にできず、授業でのパフォーマンスも自分で納得のいかないものであったので、中国語学習、通訳訓練に少し疲れ気味だったのですが、OJTと言う授業と全く違った環境を体験して、非常に良い刺激となり、また次回はもっと上手く訳出ができるよう、日頃の練習、授業を大切にしようと言う前向きな気持ちになりました。
このような機会を与えていただけました事に感謝致します。

梅原さん、どうもありがとうございました。

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