ホーム > OJT体験レポート > 『第11回プレイタイム東京』での商談通訳OJT

OJT体験レポート

『第11回プレイタイム東京』での商談通訳OJT

ベビー、キッズからマタニティーに関連するあらゆる分野から厳選されたブランドが出展する
『第11回プレイタイム東京』(主催: Picaflor Japan Co.,Ltd. )が、2014年8月26日~28日(3日間)に開催されました。
今シーズンの展示会テーマ「ルナ パーク遊園地」のもと展開された11回展では、
来場者数結果と共に、今までの夏季展示会の中でも非常に優れた回として成果を得ました。
ISSインスティテュート受講生は、出展者と日本人バイヤーの商談通訳を担当しました。

ご自身の簡単なプロフィールと英語学習歴を教えていただけますか

高校、大学とそれぞれ海外の学校で学び、卒業後に帰国して就職しました。現在は社内翻訳の仕事をしていますが、「いつかはやってみたい」と思っていた通訳者を目指し、2012年秋にISSの入門科から勉強を始めました。

今回のOJTではどのような仕事を担当されましたか

当日は出展ブランドのデザイナーさん、広報担当者さんの2名とともにブースに立ちました。今回が初めての来日・出展ということで、空き時間にはブランドについて教わりながら、出展者の一員になったつもりでお客さんに声をかけたりもしました。「質問があればデザイナーさんがお答えします」と紹介すると、直接出展者さんに英語で話しかけてくださるお客さんもいるので、通訳という立場ではありましたが、お客さんと出展者さんとの直接のコミュニケーションを促す環境作りも意識しました。

事前準備はどのように行いましたか

まずは過去のイベントレポートや写真などに目を通して当日の様子をイメージしました。情報が見つけやすく、現場の状況をあらかじめ想定できたのは心強かったです。また、担当するブランドのコンセプトや製品なども事前に確認しておきました。特に役立ったのは洋服の素材に関する情報で、使用素材やその割合に関してはよく質問を受けたので、すぐに訳せるよう頭に入れておいてよかったです。

今回のOJTでの「授業との違い」や「勉強になった」点を教えていただけますか

授業との違いを最も実感したのは、現場では常に目の前の相手を意識する必要があるという点です。授業中も先生やクラスメートの前で通訳をしますが、それでも普段は聞いている人の反応をあまり強く意識して発言してはいませんでした。しかしブースに立っての通訳では、聞き手の疑問を解決できたか、求められていた情報を提供できたか、といった反応を常に確認しなければなりません。また、たとえ話者の言葉を正確に訳していたとしても、話し方一つでその場の人に与える印象が大きく変わることも実感しました。話者が気持ちを込めて発した言葉はその気持ちまで感じられるように訳してこそ、話し手にも聞き手にも「伝わっている」と納得してもらえるのだと思います。

今回のOJTを通して、全体的な感想をお聞かせください

今回初めてOJTの機会をいただき、これまで身につけてきたことや練習の成果を少し発揮することができました。和やかな現場で楽しく仕事ができましたが、自身のパフォーマンスを改善するために取り組むべき課題もまた新たに見つけられました。これからも様々な現場に立ち、話し手の言葉と気持ちを伝えられる通訳者になれるよう、努力していきたいです。

バックナンバー一覧へ戻る
TOPへ

© ISS, INC.