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OJT体験レポート

『インテリア ライフスタイル』での商談通訳OJT

インテリア・デザイン市場のための国際見本市『インテリア ライフスタイル』(主催:メサゴ・メッセフランクフルト株式会社)が
2014年6月4日(水) - 6日(金)の3日間、東京にて開催されました。
第24回となる今回は過去最高の819 社(国内:607社 海外:212社)が出展、3日間で27,543名が来場。
ISSインスティテュート受講生は、海外出展者ブースでの商談通訳を担当しました。

ご自身の簡単なプロフィールと英語学習歴を教えていただけますか

大学在学中、米国人とディスカッションやゲームを通して文化を学ぶサークルの活動をしていたおかげで、日本に居ながら英会話を学ぶ事ができました。卒業後、日本企業に就職し、退職後、児童英会話教室の講師を経て、国際会議の受付やVIPアテンド等のお仕事をするようになりました。その後、展示会のブース付き通訳のお仕事も時々するようになったのですが、英会話+接客に慣れているだけでは、当然の事ながら壁にぶつかり、基礎から通訳技術を身につけたいと思い、2009年にアイ・エス・エス・インスティテュートの準備科から通訳の勉強を始めました。

今回はどのような仕事を担当されましたか

まず、ブース来場者へのお声掛け、ポルトガル人の出展者と日本人来場者間の質問や商談の通訳、販促チラシ等の配布、日本語表記のみの名刺の英訳、出展者不在時の来場者メモの記入等です。また、出展者の方が、日本の家具輸入業者のブースを回り、飛び込み営業をしたいと希望されたので、その際の同行通訳もしました。

事前準備はどのように行いましたか

ポルトガルの木工家具メーカーが担当企業だったのですが、ホームページに一通り目を通し、気になる単語をピックアップして単語帳を作りました。特に、担当企業の商品の写真やコンセプトは念入りにチェックしました。
また、来場者から日本円だといくらか聞かれる事もあるので、前日の為替レートの新聞の切り抜きと、ポケットサイズの電卓は電子辞書と一緒にいつも携帯していました。

「やりがい」や「面白さ」、「勉強になった」点を教えてください

見込みのあるお客様がブースに来場され、自分の通訳を通して商談が進み、出展者が満足そうにしている顔を見た時、お役に立ててよかったと感じます。
また、出展者の方と日本企業のブースを訪問した時、日本の家具のマーケット動向や市場参入の仕方等を、訪問先の企業の方が親切にポルトガルの出展者に教えてくれたりしたのですが、ブースにいる時とはまた違った用語等が出てきて、難しくはありましたが、訳出のよい勉強になったと思います。

ISSの授業で勉強したことはどのように役立ちましたか

授業で先生から繰り返し指摘を受けて、今私が取り組んでいる課題の一つは、できるだけメモを減らして、聞く事に神経を集中させる事です。その為に、今回は手のひらサイズの小さいメモ帳にして、数字や最低限必要な単語のみを書き取る程度にメモを意識的に減らしてみました。日本語、英語とも以前より幾分理解度が上がったのではないかと感じました。

最後に今後の目標や抱負についてお聞かせいただけますか

正確な訳出と、聞き手の立場に立ったわかりやすい通訳ができる様になる事が今後の目標です。マイペースですが、日々努力をして、少しずつ前進していければと思っております。

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