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OJT体験レポート

『第10回プレイタイム東京』での商談通訳OJT

ベビー、キッズからマタニティーに関連するあらゆる分野から厳選された210ブランドが出展する
『第10回プレイタイム東京』(主催: Picaflor Japan Co.,Ltd. )が、2014年2月25日~27日(3日間)に開催されました。
*前年度2月展より 5.7%増の来場者数2,316人を迎えたプレイタイム 東京10回展。
海外ビジター(韓国、台湾、香港、中国、オーストラリア) はその内の4.2%を占め、緩やかな増加を記録。
ISSインスティテュート受講生は、出展者である海外デザイナー と日本人バイヤーの商談通訳を担当しました。

ご自身の簡単なプロフィールと英語学習歴を教えていただけますか

父親の仕事の関係で6才から13才までアメリカのコネチカット州で過ごしました。大学卒業後は、日本のメーカーに7年勤務しました。その間、海外の顧客や工場間のコミュニケーション等で英語は毎日使っていました。時々社内通訳や翻訳を頼まれる事があり、そこで通訳という仕事の難しさを痛感しました。それ以来「通訳の勉強をしてみたい!」という気持ちを持つようになり、結婚、そして出産を経て2011年にISSに通い始めました。

担当された仕事内容を具体的に教えてください

カリフォルニアのサンディエゴにある子供服メーカーのブースに付き、商談通訳を3日間行いました。かわいい商品に目が留まったお客様からの質問を訳し、会社の今までの足取り等、出展者の回答を訳しました。一番緊張したのは、今後日本で販売する為のディストリビューターとの商談でした。

今回のOJTにあたり、事前準備はどのように行いましたか

事前情報として頂いていた出展者のホームページを見て、商品をチェックしました。0才から12才を対象としたお姫様ドレス等、どれも「かわいい~!!」と思わず声を出してしまうような色鮮やかな洋服を手作りしているショップでした。 まずは、お客様からの質問を想定して単語リストを作りました。生地や色など細かく聞かれても対応出来るように準備しました。また、ブログを見て、どのような方が運営しているのか、実際にお会いする前に何かヒントを得られればと思いチェックをしました。ショーの主催者側から生産地や納期、価格に関する用語集を頂いていたので頭に入れておきました。

「やりがい」や「面白さ」、「勉強になった」点を教えてください

出展者は女性2人で、とても気さくで仲の良い2人だったので、お客様がいない間に会話するだけでも楽しかったです。初めての来日だった為、日本について多く質問を受けました。特に礼儀作法や文化の違いについて話が盛り上がりました。私は普段、英語を使う環境にない為、生の英語を聞いて話す良い機会になりました。そして何よりも嬉しかったのが、今回の出展を機に日本に対して良い印象を持ってもらえた事、そして「来年もまた来るから通訳をお願いしたい」と言われた事でした。
授業では音声を聞くだけで実際の人物を前に通訳するわけではありません。今回の通訳経験で勉強になった事は、人物や目的を知っている方が通訳しやすいという点でした。出展者の親しみやすい人柄やアットホームな雰囲気が出るように通訳するように心掛けただけでとてもやりやすく感じました。ビジネスの話になると一語一語丁寧に硬い言葉を選んで訳すようにしました。メリハリ、のようなものを感じる事ができ、とても良い勉強になりました。

今回のOJTを通して、全体的な感想をお聞かせください

今回のショーは全体的にアットホームで和やかな雰囲気で、「出展者とたくさん会話をしてリラックスさせるように心掛けてほしい」と主催側から言われました。出展者が明るい方々だったので何気ない会話を通してお互いを知る事ができ、3日間楽しく通訳業務に就く事が出来ました。 今後、日本で子供服を販売したいという出展者の目標を「自分も一緒に実現するぞ!」という気持ちで臨みました。授業で先生に「入り込む」事の重要性を指摘された事があります。それを実際に体験する事が出来た事は貴重な体験になりました。

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