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OJT体験レポート

『第10回プレイタイム東京』での商談通訳OJT

ベビー、キッズからマタニティーに関連するあらゆる分野から厳選された210ブランドが出展する
『第10回プレイタイム東京』(主催: Picaflor Japan Co.,Ltd. )が、2014年2月25日~27日(3日間)に開催されました。
*前年度2月展より 5.7%増の来場者数2,316人を迎えたプレイタイム 東京10回展。
海外ビジター(韓国、台湾、香港、中国、オーストラリア) はその内の4.2%を占め、緩やかな増加を記録。
ISSインスティテュート受講生は、出展者である海外デザイナー と日本人バイヤーの商談通訳を担当しました。

ご自身の簡単なプロフィールと英語学習歴を教えていただけますか

アメリカのコミュニティカレッジに留学後、日系のメーカーにて10年ほど社内通翻訳をしています。2009年にISSインスティテュート入門科からスタートしました。

今回はどのような仕事を担当されましたか

ベルギーのベビー・子供服メーカーのブースで、出展者と来場者間の通訳を担当しました。来場者との商談が発生した際や、プレスインタビューで通訳をしたほか、出展者がほかの日本の出展者のブースにて商談を行う際も同伴して通訳をしました。

今回のOJTを通して新たな発見や気づきはありましたか

展示会に参加すること自体が初めてでしたので、どこまで介入してよいかなど初日は色々なことで戸惑ってしまいました。初日を終えてその日にうまく伝えきれなかった表現や、ユーロと円の簡単な換算表などをリストにし、次の日に備えました。 OJTとして派遣されていても来場者はもちろんOJTということはご存じなく通訳者として認識されます。また、出展者は自社ブランドの良さをアピールし、ビジネスにつなげるために展示会に参加しています。 通訳者としてきちんとした振る舞いをすること、そしてその企業の一員のようにブランドコンセプトを理解し来場者に伝えることが、通訳者として展示会に貢献するために必要なのだなと感じました。

ISSの授業で勉強したことはどのように役立ちましたか

ウェブ媒体の記者が出展者をインタビューした際に通訳したのですが、出展者が発言を始めた際にインタビュアーがカメラを抱えていてマイクを持てなかったので、私が代わりに持ってしまい、冒頭部分でメモが取れない状態でした。その間、非常に焦りましたが、いつも授業で言われているように「リテンション、リテンション」と思いながら頭の中でどうにかメモを取りました。いつも講師が指摘してくださることがとっさに頭に浮かんできたので、非常にありがたく感じました。

ISSの授業とOJT現場ではどのようなところが違いましたか

授業では、机に座ってメモが取れるという通訳準備が万全な体制で臨めますが、現場では必ずしもそういった環境にあるわけではなく、臨機応変かつ冷静に対応できる応用力が求められるということを痛感しました。

今回のOJTを通して、全体的な感想をお聞かせください

初めてのOJT案件でしたので緊張や不安もありましたが、授業で学んでいることがわずかでも現場で発揮することができ、今後の学習を続けるうえで大きな励みになりました。こういった機会を頂くことで、通訳パフォーマンスに必要な度胸や自信を積み重ねていけるのだなと感じました。日頃の社内通翻訳業務で携わっている分野とは全く異なる分野でしたので、視野が広がりましたし、用語、表現、知識の面でも学ぶことが多かったです。また、他の通訳者の方々から色々とサポートしていただいたり、情報を頂いたりして大変ありがたく感じたと同時に、こういった場で通訳者間の横のつながりを作っていくことは非常に大切なことだなと思いました。

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