OJT体験レポート
翻訳ソフト開発のための訳文データベース作りに関するOJT
OJTでのお仕事が始まるまでの流れをお聞かせください。
現在、OJTとして、英日翻訳のチェック作業をやらせて頂いています。始まりは、教務の方から頂いたOJT案件の紹介でした。
<仕事が始まるまで>
1. トライアル受験
頂いた案件紹介を見て「できるかも?」と思えたら、トライアルに申し込みます。すると送られて来るのは、翻訳課題と「どのように訳すか」という詳しい指示です。
2. 結果通知
どうにかこうにか解答を提出すると、数日して結果が返ってきます。お仕事を頂けるかどうか、運命の分かれ道!―実はというか案の定というか、初めの結果はバツだったのです。ところが、一か月程して、「先日の案件ですが、チェッカー(校正者)が不足しているので、やってみませんか?」というご連絡を頂きました。もちろん喜んでお引き受けしました。
3. 打ち合せ
まずはISS翻訳グループの方と、お仕事について詳しい打ち合せがありました。チェッカー初心者の私は途中で色々と初歩的な質問をしている筈なのですが、何にでも優しく答えて頂けます。
4. 仕事スタート
最初は一つだけ任せてもらいました。それを納品すると、チェックに問題なかったか、どれくらい時間がかかったか、など丁寧なお電話を頂けます。そして、その後は五月雨式にお仕事を頂いています。
OJTを体験して、いかがですか。
スタートして一か月強、色々と勉強になる毎日です。中でも嬉しいのは、スタイルの違う様々なプロの翻訳にたくさん触れられることです。特に、今回の案件は、前から訳していかなければならない、ちょっと特殊なものなのですが、日本語の順序をひっくり返すための様々な訳の工夫に触れることができます。
また、OJTを通して、時間の使い方の大切さを改めて実感しました。クラスの翻訳課題などは、いくらでも時間をかけられます。しかし、仕事では当然締め切りがあり、時には新しい仕事が次々と舞い込んできます。固有名詞など、調べだすとどんどん時間が経ち、こんなに時間をかけていてはダメだと我に返ることがよくあります。
三点目に、ISS翻訳グループのチェッカーやコーディネーターの方々から丁寧な指導を受けられるのも、とても勉強になります。しかも、納品したチェックに対してフィードバックまで頂けるのです。本当に有難いです。
このOJTはもうしばらく続く予定です。これからも頑張って、仕事から色々と学んでいきたいと思っています。
桑内さん、貴重なお話をどうもありがとうございました。
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