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OJT体験レポート

雑誌『English Zone』の記事和訳

中級以上をめざす英語学習者を対象とした雑誌『English Zone』(発行:中経出版)の記事和訳

OJTでの具体的な業務内容をお聞かせください。

中級以上をめざす英語学習者を対象とした雑誌『English Zone』(発行:中経出版)の記事の和訳です。雑誌自体はほとんど英語の記事だけでできていますが、ウェブサイト上に和訳を掲載することによって、読者の方が内容を確かめることができるようになっています。記事は、国内外の政治、芸能、芸術などさまざまな分野で活躍する人々のインタビューやエッセー、世界中の話題のイベントなどバラエティに富んでいます。その中で、私は、インタビューやエッセー、料理コーナー、新作映画、小説、DVD情報などを和訳しました。

今回のOJTのご感想をお聞かせください。

自分の訳したものがたくさんの方の目にふれるという緊張感はありましたが、以前からあこがれていた翻訳という作業を実際にしているのだと思うと、訳している間中、うれしくて仕方ありませんでした。内容は多岐にわたっていたので調べ物は当然必要でしたが、自分でも雑誌で読むようなトピックなので、興味を持って取り組むことができました。また、納品したものに対しては、削除、訂正してくださったポイントを逐一記したフィードバックをいただきました。それによって、句読点、漢字の使い方や日本語として自然な表現など、まだまだトレーニングが必要な課題も見つかり、大変良い勉強になりました。貴重な経験をさせていただいたことを心から感謝しています。

今回のご経験は、クラスでの翻訳学習にどのように役立っていますか?

現在、専門別翻訳科映像吹替のコースを受講中です。映像翻訳には、活字にはない、いろいろな決まりごとや制約がありますが、英語を日本語に置き換え、英語で書かれたり語られたりしていることの意味を正確に余すところ無く伝えるという意味では課題は共通だと思います。日本語だけを読んだ(または聴いた)人に、違う意味に受け取られないか、自分が英語から得たのと同じだけの情報や感情を伝えているかを、前よりも考えながら課題制作に取り組むようになりました。クラスでは、一週間考えた末の表現に対し「こんな風にも取れますね」と言われてあっさり納得ということもあり、まだまだ課題は多いのですが、その課題に気付くことができたのも大きな収穫だと思っています。

今後の翻訳活動についての意気込みを聞かせてください。

子供に手がかからなくなったら翻訳の仕事をしたいと思い、アイ・エス・エス・インスティテュートで勉強を始めました。一番下の子も小学校高学年になった今、時間的にはいつでも始められる状況になりました。あとは自分の実力をつけるだけ。その「実力」には、実際に翻訳をする力はもちろん、コンピューターを始め道具、資料を使いこなす力、助け合い、相談できるような人脈を持つことなど、いろいろなことが含まれるということがわかってきました。まずは声をかけていただけるOJTひとつひとつに全力で取り組んでスピード、日本語表現力を身につけ、その上で専門分野を作ることを目標に勉強を続けるつもりです。それと同時に、できそうな分野があればトライアルにも挑戦してみたいと思っています。

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