杉 幸彦さん
「ビジネス英訳・本科」クラス修了
【プロフィール】
コロナ禍で在宅勤務も増え、自己啓発として本格的に翻訳の勉強を始めるにあたり、翻訳スクール数社のパンフレットを取り寄せて比較検討しました。ISSインスティテュートを選んだ決め手は、そのクラスの豊富なところでした。すべてのクラスが、土曜日や平日の遅い時間に設定されており、レベルチェックテスト後、受講可能なクラスの案内がいただけるので、在職中でしたが安心して入学できました。
ビジネス英訳・本科では、毎週7~800字程度の課題が出され、授業では生徒一人一人の訳文の講評を先生にしていただきました。仕事で通訳や翻訳を経験していましたので、多少の自信はあったのですが、7~800字の課題となると自分の実力不足が明らかにわかります。「まあ、こんな感じでいいか」で提出した訳文箇所は、必ず授業で「直訳になっている」、「単語の選定が間違い」等指摘されました。そこで、常に心掛けていたのは、今の自分の実力で納得いくまで訳文を精査するということでした。基本的なことで、手間のかかる作業ですがこれを続けていくとこがスキルアップにつながっているのかなと思います。
専門分野ごとに代わる先生方からの翻訳業界についてのお話や、先生と一対一で行われる学期末の面談、そして受講ページより発信されるISS人材サービス部門からのお仕事情報等、翻訳業をめざす上で有益な情報をたくさん聞くことができました。
最終的な目標はまだわかりませんが、今はとにかく翻訳だけでなく、チェッカーや通訳の仕事などなんでも挑戦したいと考えています。
受講後、翻訳会社のセミナーに参加し、トライアルを受け、委託契約を結ばせていただきました(財務系)。1回の依頼で大量の発注をされることがあったりするので、サラリーマン時代と違い時間管理が大変です。今は、担当の方に気を遣っていただいているので大変助かっています。
経験が浅いので違いはまだわかりませんが、役立っていることは、岩木貴子先生(マーケティング分野担当)が毎回赤文字で指摘されていた、誤訳や文法ミスといった「初歩的な間違いは、お客様に提供する商品として絶対に許容できない」という考え方です。
約半年間、時間をやりくりして毎週課題を提出していくのは大変な作業です。ただし、そうした毎日の積み重ねと諦めない気持ちが必ず成長につながっていくと思います。
© ISS, INC.