谷野 敦子さん
専門別翻訳科 医薬翻訳
【プロフィール】
コロナ禍で前職を退職後、㈱アイ・エス・エス 人材サービスに登録し、初めて翻訳者としての仕事に就くことができました。登録時に、アイ・エス・エス・インスティテュートの存在を知り、正式に翻訳の勉強を始めなければいけないと考え、「総合翻訳・本科」を受講したのが始まりでした。本科では、様々な分野について学ぶことができましたが、その中に津村先生が担当する医薬翻訳が2回あり、その授業内容をお聞きし、また多くの資料をいただいたことで、もっと学びたいという気持ちになり、本科終了後、医薬翻訳クラスを希望しました。
毎週出される課題を四苦八苦しながら完成させて提出すると、授業では津村先生がその内容に沿った基本情報と、受講生からの回答に基づいた、間違えやすい箇所、注意すべき箇所などを細かく例を挙げて説明してくださいます。毎回受講後に、添削された自分の回答と先生からいただいた訳例とを比較しながら、当日配布された資料も参考にして理解を深めるよう努めています。反復して読み込むことが大事だと思っています。また、先生からいただいた翻訳例は、一つのファイルにまとめ、以降の課題に取り組む際の最も重要な資料とさせていただいております。毎回の授業でいただく配布資料とともに、私の中では大きな知識の貯金となっています。様々な翻訳例に触れることで、医薬翻訳での言い回しや、どこを探せばその情報が見つけられるかなど基本的な部分に関しては以前よりもはるかに身についたと思っています。
事務局のご担当の方が、いつも本当に規則正しく前回課題の成績や当日の資料などを配布し、メールで知らせてくださいます。日々の仕事の傍らで出席する私にとっては授業に向けてとてもスムーズに準備できるので感謝しています。
コロナ禍での受講開始だったため、ずっとZoomでの出席でしたが、私の場合はちょうど在宅勤務でしたので、毎回遅れることもなく出席できたことは大きいと思います。通勤していた場合は、何度か授業に間に合わない日があったはずです。後から録画で見ることももちろん可能ですが、やはりリアルタイムで一言一句聞き逃さないよう集中できる環境にあったことはとても良かったと思います。
現在、全く違う分野で翻訳担当として勤務しておりますが、今後は医薬業界で実務の中で医薬翻訳についての理解と経験を深めたいと新たな職を探すことを検討しております。
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