英語翻訳者養成コース「専門翻訳科 医薬翻訳」知識強化と実務翻訳スキルの基礎を固める

専門別翻訳科 医薬翻訳
クラス概要

本クラスでは、医学・薬学の専門知識をお持ちでない方にも安心して訓練をスタートしていただけるカリキュラムをご用意しています。このカリキュラムは、医薬翻訳業界を熟知したプロ翻訳者が、 医薬翻訳業務で受注頻度の高い文書を教材に採用し、効率よく医薬翻訳について知識を深め、スキル向上をめざすことができる内容となっています。

授業では、医薬翻訳訓練をスタートされる方のために、クラスの達成目標とともに、講座全体の流れ、そして各回の講義のねらいを整理してお伝えし、医薬翻訳講座全体の理解度を深めていただきます。学ばなくてはならないことは何か、そして、学んだことはどのように役立つのかということを正確に理解していただくことで、ご自身の目標が明確に定まります。

医薬翻訳業務で受注頻度の高い、副作用・安全性報告、CTD(新薬承認申請資料)、CSR(治験総括報告書)、プロトコール(治験実施計画書)等の実際の文書を教材として使用し、これらのドキュメントが規制当局のどのような規制や法令(GCP、GVP等)に準拠しなければならないかを理解した上で、医薬分野特有のスキルの習得をめざします。

クライアントの求める品質レベルやニーズにマッチした訳文を提供するため必要なスキルを、授業を通して身につけていきます。

達成目標 医薬翻訳に携わる者としての心構え、そして求められる知識とスキルを理解し、医薬翻訳に取り組むために必要な礎を築く。
学習内容・
習得スキル
・医薬翻訳業務で受注頻度の高い、副作用・安全性報告、CTD(新薬承認申請資料)、CSR(治験総括報告書)、プロトコール(治験実施計画書)など、現場で遭遇する文書を教材に採用
・各種ドキュメントが規制当局のどのような規制・法令(GCP、GVP等)に準拠すべきかを理解し、高付加価値な翻訳ができるようになることをめざす
・治験(臨床試験)や新薬承認審査のステップを学び、真のニーズに応えられる質の高い訳出スキルを習得する
上記のトピックを反映した課題を毎週翻訳し、添削と授業でのフィードバックを通して、医薬翻訳の実務スキルを習得する。
課題の割合 英→日 70%、日→英 30%
評価判定 学期末の評価でB以上の判定が出た方は、実務経験不問で㈱翻訳センターのトライアルを受験できます。
開講スケジュール 2024年4月18日(木)~2024年8月1日(木)19:15~21:15
実施形式 双方向型オンライン/授業動画配信
受講料 176,000円(税込、教材費込)
津村 建一郎

講師 津村 建一郎

東京理科大学工学部修士課程修了(経営工学修士)後、およそ30年にわたり外資系製薬メーカーにて新薬の臨床開発業務(統計解析を含む)に携わる。2009年にフリーランスとして独立し、医薬翻訳業務や、Medical writing(治験関連、承認申請関連、医学論文、WEB記事等)、翻訳スクール講師、医薬品開発に関するコンサルタント等の実務経験を多数有する。

翻訳クラス受講の流れ

翻訳クラス受講の流れ

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授業の進め方

英日・日英の課題を訳出し、毎回の授業の2日前までに提出していただきます。授業までに講師が添削し個別にコメントを記し、授業当日に返却します。授業では、課題の解説とともに、課題に関する理解を深め、表現力を高める講義を行います。課題の解説の際にはクラスメート全員分の訳文を配布しますので、より良い言い回しや最適な訳語などを、講師の訳例以外からも習得することができます。通信講座にはない、ISSの翻訳クラスの大きなメリットです。

オンライン参加/動画配信について

ISSの翻訳コースのすべてのクラスは、双方向型オンラインで実施しています。また、オンライン授業は毎回録画し、授業動画を「受講ページ」でストリーミング配信します。授業動画は、授業の翌日から10日間配信され、受講生は24時間いつでもご視聴が可能です。オンラインクラスに一度も参加しないまま、すべて授業動画を視聴してご受講いただくことも可能です。

毎週同じ曜日・時間に参加することができない方はもちろん、事情により欠席や遅刻、早退をされた時は補講用としてもご利用いただけます。

受講生の声

谷野 敦子さん

谷野 敦子さん

先生の翻訳例と毎回の授業での配布資料は大きな知識の貯金

大学卒業後、旅行会社や航空会社、マーケットリサーチ会社等で様々な職種を経験しました。「総合翻訳科・本科」受講後に、医薬翻訳クラスを受講しました。

Q. ISSインスティテュートを選んだ理由、講座選びのポイントをお聞かせください。

コロナ禍で前職を退職後、㈱アイ・エス・エス 人材サービスに登録し、初めて翻訳者としての仕事に就くことができました。登録時に、アイ・エス・エス・インスティテュートの存在を知り、正式に翻訳の勉強を始めなければいけないと考え、「総合翻訳科・本科」を受講したのが始まりでした。本科では、様々な分野について学ぶことができましたが、その中に津村先生が担当する医薬翻訳が2回あり、その授業内容をお聞きし、また多くの資料をいただいたことで、もっと学びたいという気持ちになり、本科終了後、医薬翻訳クラスを希望しました。

Q. 現在ご受講中のクラスでは、どんな分野の教材でどのような学習・訓練を行っていますか。また、受講を通して、特に勉強になると感じられる点や、ご自身で「伸びている」と思えるところなどがありましたら、教えてください。

毎週出される課題を四苦八苦しながら完成させて提出すると、授業では津村先生がその内容に沿った基本情報と、受講生からの回答に基づいた、間違えやすい箇所、注意すべき箇所などを細かく例を挙げて説明してくださいます。毎回受講後に、添削された自分の回答と先生からいただいた訳例とを比較しながら、当日配布された資料も参考にして理解を深めるよう努めています。反復して読み込むことが大事だと思っています。また、先生からいただいた翻訳例は、一つのファイルにまとめ、以降の課題に取り組む際の最も重要な資料とさせていただいております。毎回の授業でいただく配布資料とともに、私の中では大きな知識の貯金となっています。様々な翻訳例に触れることで、医薬翻訳での言い回しや、どこを探せばその情報が見つけられるかなど基本的な部分に関しては以前よりもはるかに身についたと思っています。

Q. ISSインスティテュートで受講して、勉強以外でメリットがあったと思われることがありましたらお聞かせください。

事務局のご担当の方が、いつも本当に規則正しく前回課題の成績や当日の資料などを配布し、メールで知らせてくださいます。日々の仕事の傍らで出席する私にとっては授業に向けてとてもスムーズに準備できるので感謝しています。

Q.現在オンラインクラスをご受講いただいていますが、通学に比べてオンライン受講の方が良いと思われる点について教えてください。

コロナ禍での受講開始だったため、ずっとZoomでの出席でしたが、私の場合はちょうど在宅勤務でしたので、毎回遅れることもなく出席できたことは大きいと思います。通勤していた場合は、何度か授業に間に合わない日があったはずです。後から録画で見ることももちろん可能ですが、やはりリアルタイムで一言一句聞き逃さないよう集中できる環境にあったことはとても良かったと思います。

Q.今後の目標をお聞かせください。

現在、全く違う分野で翻訳担当として勤務しておりますが、今後は医薬業界で実務の中で医薬翻訳についての理解と経験を深めたいと新たな職を探すことを検討しております。

キャリアサポート

産業翻訳業界のリーディングカンパニー
「㈱翻訳センター」と連携し、
受講開始から受講中、
そして修了後のプロデビューまでサポートいたします。

成績優秀者は経験不問で㈱翻訳センターのトライアルを受験できます!

修了時の成績が優秀な方には、翻訳の実務経験の有無を問わず、ISSのグループ会社で国内最大級の翻訳会社である㈱翻訳センターの翻訳トライアル受験の権利が付与されます。

㈱翻訳センターでは、顧客の求めるニーズおよびレベルに柔軟に対応できる翻訳者を常に求めています。医薬、特許、工業、金融・法務等、活躍できるフィールドは多岐にわたります。

企業内の翻訳者として働く
(人材派遣・紹介、紹介予定派遣)

ISS人材サービスでは、大手外資系優良企業を中心に、企業内で翻訳などの語学スキルを生かしてキャリアビルディングができるお仕事を数多く提供しています。最近は在宅派遣のお仕事も多数ご紹介しています。

翻訳業界の最新トレンド情報を提供

レギュラーコース受講生を対象に、エージェント部門の現場担当者による業界の最新トレンド情報を提供する機会を設けています。

ISSインスティテュートと㈱翻訳センターが連携し、学んだことがキャリアにつながる体制を整えています。

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【視聴特典】動画の後半に、「特典のご案内(レベルチェックテスト受験料が無料!)」があります。

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