礒部 章代さん
ビジネス英訳・基礎科
【プロフィール】
『通訳・翻訳ジャーナル』という雑誌に情報が掲載されている学校をいくつか検討したのですが、「ビジネス関連で、IR専門ではなく幅広いテーマを扱う」クラスがあることが決め手となり、ISSインスティテュートに申し込みました。結果的にすごく正しい選択だったと思います。
ビジネス関連の、調査研究機関による報告書や、企業のIRレポート、社内文書等、様々なテーマの日英翻訳に取り組みます。提出した訳文は、先生が添削してくださり、授業で解説や補足説明をしてくださいます。
受講をとおして、いろいろなことを勉強させていただいておりますが、一番に思うことは、「翻訳は単なる英訳ではない」ということです。与えられた原文(日本語)を、もれがなく、文法上の間違いがなく訳せばよいのではなく、あくまでも商品として(主に英語ネイティブが)読むに値するものにしなければなりません。難しいですが、取り組みがいがあり、楽しんで勉強させていただいています。
伸びていると思えるところはあまり自覚はありませんが、「訳す前に原文(日本語)を書き換える」ということが少し意識できるようになったかなと思います。
毎週の課題提出のため、また、翻訳を勉強する立場として、社会で起きているあらゆる事象に関心を持ち知識を蓄積することが大切だと思い、ニュース、新聞の情報を以前よりも積極的に取り入れるようになったり、ネット等で様々な英文に接したりすることを心がけるようになりました。
毎回の講義でたくさんの貴重なアドバイスをいただいています。上の質問の回答でもお話しましたが、「翻訳を商品にするために」実際どうすればよいかを教えていただいています。
まず、日本文を読んで「誰が何をした」「どんなことがどんな順序で起こったか」をよく考えること、そして自分なりに理解したことを自然で簡潔な英語にするために主語を何にするか、動詞はどれを使うか、文の構成をどうするか、気を付けるべきことは本当にたくさんあります。
一度教わったからといってすぐには身につかないので、悔しく思うこともありますが、講義内容のひとつひとつが私にとって「新しい英語との関わり方」と言え、楽しみが増えた感じです。
クラスにおける目標は、これまでの講義内容を可能な限り復習して自分のものにし、それを今後の課題に活かすことです。翻訳者としての目標、展望は、できれば業務の一部として翻訳を任せていただけるような職種への転職が叶えばよいなと思い、努力しております。
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