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受講生・卒業生の声

  • T.Sさん

    T.SさんNEW

    総合翻訳・実践実務科

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翻訳の仕事をするようになってからも、勉強を続けて語学力を向上させる必要があると実感しました。

【プロフィール】

米国の大学院で物理学を専攻しました。帰国後、勤務先の医療機関で通訳と翻訳の経験が少しあります。フリーランスの翻訳者をめざして勉強中です。

ISSインスティテュートを選んだ理由、講座選びのポイントをお聞かせください。

翻訳の雑誌やウェブサイトを参考にしました。Zoomを利用したオンライン講座は、地方在住の私にとって、自宅で受講できる魅力がありました。さらに授業では、受講生すべての訳を共有し、先生が解説するので、他の受講生の皆さんから学ぶことも多く、刺激を受けながら勉強できるのではないかと思い、ISSインスティテュートを選び、「総合翻訳・基礎科1」クラスから始めました。

現在ご受講中のクラスでは、どんな分野の教材でどのような学習・訓練を行っていますか。また、受講を通して、特に勉強になると感じられる点や、ご自身で「伸びている」と思えるところなどがありましたら、教えてください。

「総合翻訳・実践実務科」クラスでは、OJTとして、実際に依頼された翻訳案件をクラスで分担して訳出に取り組みます。今期は、音楽、機械、環境、ITなどの分野の文章を翻訳しました。受講生が興味ある分野をクラスで発信して、それをもとに先生が課題文を選んだこともありました。歌詞、新聞記事、会社・製品案内書、契約書など課題文の形式も様々です。
授業では、原文の意味を表現するだけではなく、納品する訳文が、翻訳の商品として高品質で価値の高いものとなるように、各分野の専門用語を適切に使って、想定される読者が理解しやすいような訳文にすることをめざします。そのため、翻訳する前に原文の背景や専門知識をどのように調べ、どのようなことに気を付けながら翻訳作業を進めたらいいか、道筋を示して下さいます。
受講生の訳文は、先生が添削し講義で解説してくれます。私の訳文において、選んだ訳語の意味が原文から少しずれていることがありました。それ以後、例え自分が理解していると思っていても、単語そのものが持つ本来の意味を、英英辞典や国語辞典で確認するようになりました。さらに、自分が課題を訳し終わってから、他にもっと自然な表現はないかと深く考えるようにもなりました。

ISSインスティテュートで受講して、勉強以外でメリットがあったと思われることがありましたらお聞かせください。

実践実務科では、毎回授業の初めに先生から、翻訳をする際に便利な書籍や辞書、ウェブサイトなどについてのお話があります。先生が使っているPCの環境や翻訳者がよく使うソフトウェア、仕事を効率的に進める方法について教えて頂くこともあります。常にアンテナを高く張り、新しい情報を得て、翻訳作業に応用していく、先生の仕事術は本当に参考になります。
また、受講生専用ウェブサイトが便利です。課題文、講義資料をダウンロードでき、課題の提出もこのサイトを通して提出します。講義の翌日には、その動画を視聴することができるようになり、復習することができます。このサイトは、教務の方が管理されており、更新があるとメールが届くので、オンラインでも効率的に勉強できます。

印象に残っている担当講師からのひと言、アドバイスなどがございましたら教えてください。

授業で先生が、訳しにくい文の解説をされたときに「大丈夫、長いこと翻訳やっていると、できるようになるから」と励まして下さいました。なかなか良い訳が思いつかなく、悩むことが多々あります。長年翻訳の仕事をしてきた先生と、これから始めたいと思って勉強している人とには、差があるのは当然です。実力をつけるために受講していることを思い出し、前向きになりました。また、翻訳の仕事をするようになってからも、勉強を続けて語学力を向上させる必要があると実感しました。

今後の目標をお聞かせください。ご受講中のクラスにおける目標や、翻訳者としての目標、展望がございましたら、教えてください。

フリーランスの翻訳者になることが目標です。長い間、物理を勉強していたので、自然科学系、技術系の分野で翻訳の仕事ができればと思っています。ISSインスティテュートでは、様々な分野で活躍されている先生から、翻訳の技法的なことに加え、語学力の向上の方法も学びました。これからも努力を続け、目標に向かって頑張りたいと思います。

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