英語翻訳者養成コース「総合翻訳科」プロ翻訳家に求められるスキルを習得する

学 習 内 容

「総合翻訳科」では、翻訳スキル、表現力、文法力、
構文読解力を段階的、かつ総合的に養成します。

翻訳クラス受講の流れ

翻訳クラス受講の流れ

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授業の進め方

英日・日英の課題を訳出し、毎回の授業の2日前までに提出していただきます。授業までに講師が添削し個別にコメントを記し、授業当日に返却します。授業では、課題の解説とともに、課題に関する理解を深め、表現力を高める講義を行います。課題の解説の際にはクラスメート全員分の訳文を配布しますので、より良い言い回しや最適な訳語などを、講師の訳例以外からも習得することができます。通信講座にはない、ISSの翻訳クラスの大きなメリットです。

オンライン参加/動画配信について

ISSの翻訳コースのすべてのクラスは、双方向型オンラインで実施しています。また、オンライン授業は毎回録画し、授業動画を「受講ページ」でストリーミング配信します。授業動画は、授業の翌日から10日間配信され、受講生は24時間いつでもご視聴が可能です。オンラインクラスに一度も参加しないまま、すべて授業動画を視聴してご受講いただくことも可能です。

毎週同じ曜日・時間に参加することができない方はもちろん、事情により欠席や遅刻、早退をされた時は補講用としてもご利用いただけます。

基礎科1

翻訳に必要な文法力、構文読解力強化のための訓練を行います。講義を通じて文法項目や文章構造の理解を深め、課題の訳出によりスキルの習得、定着をめざします。翻訳する上で欠かせない調査や翻訳作業プロセスの基本も授業の中でお伝えします。課題は、講師が開発、作成したオリジナル教材が中心となり、文章構造の解析を細部まで行い読解力を高めます。なお授業では、英文法知識の補強として、指定参考書『表現のための実践ロイヤル英文法』を使います。
プロをめざして翻訳訓練を始めたい方、翻訳の基本テクニックについて知りたい方におすすめのクラスです。

達成目標 本格的な翻訳訓練にそなえ土台を作る。英文法を体系的に再確認し、翻訳に必要な文法力・構文分析力の完成をめざす。
学習内容・
習得スキル
・原文を論理的に分析し、正確な文法的理解に基づく訳文を作成できる
・構文分析やリサーチなど、翻訳プロセスを理解する
・逐語訳にとどまらず、原文が意図する意味をとらえた訳語選択を意識できる
以上の翻訳訓練に必要な基礎力の習得を、英文法の重要項目ごとに作成されたオリジナル教材を通して身につける。
課題 英→日 60%(400~600語程度)、日→英 40%(200~400字程度)
※扱う分野や講師により増減あり
評価判定 学期末の評価でB以上の判定が出た方は、基礎科2レベルの各クラスに進級できます。

基礎科2

文法力、構文読解力の完成、クラス修了時に誤訳がゼロとなることをめざします。誤訳の原因となることがある、付随的な知識に基づく訳出をしないために、純粋な英語力を高めて正確な和訳、英訳スキルの完成をめざします。翻訳の基本テクニックの理解をさらに深めるとともに実務に近い内容の課題を使い、商品レベルの訳文品質、プロの翻訳作業プロセスをご理解いただきます。

達成目標 逐語訳から翻訳に移行する。構文・文法ミスによる誤訳をゼロにする。原文の意味を論理的に理解し、過不足なく伝える力を身につける。
学習内容・
習得スキル
・正確な訳出ができ、原文の解釈ミスや文法ミスを原則としてゼロにする
・原文の意図や用途をある程度考慮しながら、訳語選択や訳文構成ができる
以上の翻訳の基本スキルの習得と基礎力の完成を、典型的なビジネス文書(報告書・記事・プレゼン資料など)の翻訳に取り組むことによって身につける。
課題 英→日 50%(600~800語程度)、日→英 50%(400~800字程度)
※扱う分野や講師により増減あり
評価判定 学期末の評価でB以上の判定が出た方は、本科レベルの各クラスに進級できます。

本科

完成された翻訳基礎力をもとに、総合的な翻訳力、実務スキルの獲得と多様なドキュメントへの対応力を学びます。基礎科1、2では原文の正確な理解と分析が授業の中心となっていましたが、本科は訳文の品質向上をめざします。訳文の読み手が誰なのか、訳文の用途や、訳文に求められる効果は何かを考えて訳すことを毎回の授業で実践します。

達成目標 「通じる訳文」から「商品としての翻訳」へ移行する。高い品質を求められる翻訳業務を強く意識した訓練を通して、翻訳のプロをめざせる力を身につける。
学習内容・
習得スキル
・訳文の表現の幅を広げ、文書の用途にふさわしい訳語や文体の訳し分けがある程度できるようになるとともに、さまざまなビジネス文書に対応できる翻訳の総合力を高める
・必要な訳語の統一ができ、一方で、文脈に応じた訳し分けもある程度できる
・正確な訳出力を前提に、マーケティング文書などにも対応できるライティング力を磨く
以上のプロの品質、訳出および作業プロセスの理解を、プレスリリースや報告書、契約書など典型的なビジネス文書や、IR関連文書、医薬、技術など専門分野のドキュメントの翻訳課題を通じて身につけるとともに、訳質向上をはかる。授業は、各専門分野に精通した講師が分担して行う。
課題 英→日 50%(800~1,500語程度)、日→英 50%(800~1,200字程度)
※扱う分野や講師により増減あり
内容は「実務翻訳」「産業翻訳」といわれるビジネス文書が中心となり、文学作品や絵本など出版翻訳は扱いません。法務、金融・IR、医薬、工業・IT、マーケティング等の各分野より、ウェブサイトに掲載されている記事や論文、契約書やプレゼンテーション資料、マニュアルや報告書などを選定。課題の種類は多岐にわたります。クラスのレベルにあわせて、講師がテーマ、ボリュームを決めて出題します。
評価判定 学期末の評価でB以上の判定が出た方は、実践実務科クラスに進級できます。A以上の判定が出た方は、㈱翻訳センターのトライアルを実務経験の有無を問わず受験できます。

実践実務科

達成目標 「商品としての翻訳」さらには「読ませる翻訳」を仕上げるプロセスを習得する。訳出スキルに加えてプロ翻訳者に求められる「現場対応力」(=プロとしての心がまえや規範)を身につけて、翻訳業務に対する高い遂行力の取得をめざす。
学習内容・
習得スキル
・原文の意味や目的、用途を正確に理解し、それぞれを反映させた質の高い訳文を安定的に作成できる
・翻訳プロセスの演習や講師講評から、自発的に学び、自ら答えを導き出せる
・「商品としての翻訳」を仕上げる過程を、OJT(On the Job Training)を通じて、実際の翻訳訓練の場として身に付けていく
課題 英→日 50%、日→英 50% ※扱う分野や講師により増減あり
課題は、OJT案件としてスクールが受注したものを、クラスメートと分担して訳出します。担当講師が品質チェックし商品として納品したものをクラスで共有し講師の指導を受けます。

※クラス修了後、㈱翻訳センターのトライアル受験をおすすめしています。

講 師 紹 介

総合翻訳科の主な講師をご紹介します。

山名 由香総合翻訳・基礎科1担当

学習院大学文学部独文科卒業後、米国ハワイ大学大学院にて修士号取得。日本とアメリカで語学インストラクター(日英独)、国内で企業内英語研修トレーナーを務めた後、社内通翻訳スタッフを経て、現在、大手情報通信系企業でインハウス翻訳者を務めている。

山名由香

村瀬 隆宗総合翻訳・基礎科2担当

スポーツ、金融・経済、工業系を中心に産業翻訳から映像翻訳、出版翻訳までこなし、20年以上4人+1匹家族を養う。通訳ガイドとしても稼働中。

村瀬隆宗

宮坂 聖一総合翻訳・実践実務科
総合翻訳・本科担当

翻訳会社代表取締役。コンピュータマニュアル、A/V機器などのテクニカルなものから、政治経済、映画台本、歌詞対訳まで、硬軟問わず幅広く手がける

宮坂聖一

岩木 貴子総合翻訳・本科担当

学士課程修了後(どちらも英文学)、複数の翻訳学校で実務翻訳・出版翻訳を学び、トライアルや翻訳オーディションを経てフリーランスの翻訳者に。書籍(ノンフィクション)からマーケティング、ビジネス全般、法務まで、幅広い分野で稼働中。

岩木貴子

西山 耕司総合翻訳・本科担当

メーカーでの営業職を経て、社内翻訳・通訳者として外資系企業に勤務後、現在はAI翻訳開発・提供会社にてカスタマートレーニングを担当。翻訳・通訳者として豊富なキャリアを持つ。

西山耕司

中村 匡志総合翻訳・本科担当

東京大学法学部卒業。東京大学大学院法学政治学研究科助手を経て、ドイツ・ボン大学法学国家学部法学修士課程修了(法学修士)。現在、中村国際事務所代表(ドイツ連邦共和国認証翻訳士)。訳書に、ヘルデーゲン『EU法』。専門誌への翻訳公刊実績も多数。

中村匡志

受 講 生 の 声

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総合翻訳・基礎科1 
F.Nさん

独学では得られない経験をさせていただいています。

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総合翻訳・基礎科2 
M.Kさん

ただやっているだけでは意味がない。そこでどう向上させ続けているかが大事です。

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総合翻訳・本科 柴田 絵美さん

ポイントに的を絞った解説は、自身の訳文を改善する上でとても参考になります。

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総合翻訳・実践実務科 T.Sさん

翻訳の仕事をするようになってからも、勉強を続けて語学力を向上させる必要があると実感しました。

キャリアサポート

産業翻訳業界のリーディングカンパニー
「㈱翻訳センター」と連携し、
受講開始から受講中、
そして修了後のプロデビューまでサポートいたします。

成績優秀者は経験不問で㈱翻訳センターのトライアルを受験できます!

修了時の成績が優秀な方には、翻訳の実務経験の有無を問わず、ISSのグループ会社で国内最大級の翻訳会社である㈱翻訳センターの翻訳トライアル受験の権利が付与されます。

㈱翻訳センターでは、顧客の求めるニーズおよびレベルに柔軟に対応できる翻訳者を常に求めています。医薬、特許、工業、金融・法務等、活躍できるフィールドは多岐にわたります。

OJT(On the Job Training)
を通じて実務を経験

実践実務科では、全10回の授業の大半でOJTを行っており、実務経験の機会をご提供しています。受講しながら「翻訳実務」を経験し、翻訳会社が実施するトライアルの受験やプロデビューに備えることができます。

企業内の翻訳者として働く
(人材派遣・紹介、紹介予定派遣)

ISS人材サービスでは、大手外資系優良企業を中心に、企業内で翻訳などの語学スキルを生かしてキャリアビルディングができるお仕事を数多く提供しています。最近は在宅派遣のお仕事も多数ご紹介しています。

翻訳業界の最新トレンド情報を提供

レギュラーコース受講生を対象に、エージェント部門の現場担当者による業界の最新トレンド情報を提供する機会を設けています。

ISSインスティテュートと㈱翻訳センターが連携し、学んだことがキャリアにつながる体制を整えています。

募 集 情 報

2024年[春期]4月開講レギュラーコースの受講生を募集しています。

開講スケジュール・受講料

体験レッスン

2024年[春期]4月開講レギュラーコースの総合翻訳科オンライン体験レッスンは開催終了いたしました。

オンライン体験レッスン
詳細&お申し込み

体験レッスン動画の視聴はこちらから

【視聴特典】動画の後半に、「特典のご案内(レベルチェックテスト受験料が無料!)」があります。

英語翻訳者養成コース
総合翻訳・基礎科1

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英語翻訳者養成コース
総合翻訳・基礎科2

[11:26]動画を再生する

英語翻訳者養成コース
総合翻訳・本科

[10:33]動画を再生する

レベルチェックテスト

総合翻訳科のクラスをご受講いただく際には事前に在宅にてレベルチェックテストを受験してください。

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