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受講生・卒業生の声

  • N.S さん

    N.S さんNEW

    中国語翻訳者養成コース「研究科2」クラス修了

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同じクラスには、中国語ネイティブの受講生もいらっしゃり、他の受講生が作成した訳文に触れることは、大変刺激になりました。

【プロフィール】

ISS中国語翻訳者養成コース「基礎科」クラスから受講開始し、「研究科2」クラス修了。
2020年からフリーランスの翻訳者として活動中。

通訳・翻訳訓練を始めたきっかけ、ISSインスティテュートを選んだ理由をお聞かせください。

中国留学から帰国後、中国語の採用枠で就職したのですが、将来も職場で語学を活かす機会が見込めず、鬱々とした生活を送っていました。せっかく身に付けた中国語を職業として使っていきたいと考え、翻訳者をめざすこととしたのです。
ISSインスティテュートでは中国語翻訳者を養成するコースが充実していたことや、地方在住の私にとっては授業動画で受講できることが大きな魅力でした。受講していた頃は勤めておりましたので、毎週、東京へ行かずとも、夜遅くや休日も自宅で受講でき、大変助かりました。

初めての通訳・翻訳のお仕事から現在のお仕事に至るまでの経緯、お仕事でのエピソード等をお聞かせください。

フリーランスの翻訳者として活動を始めるにあたり、翻訳者の求人サイトを閲覧し、いくつもの翻訳会社にトライアル受験をしました。最初の頃は、「遺憾ながら…」という結果が続き、めげそうになりました。経験が重要な業界なのに、経験を積む機会になかなか恵まれません。意気込んでこの世界に飛び込んだのに、散々な思いをしていましたが、やがて、未経験者でも応募可能な会社のトライアルに合格し、お仕事をいただけるようになったのです。その後は、その業務が実績となりますので、「経験者」として他の会社にも応募できるようになり、少しずつお取引先が増えていきました。今でも求人サイトをチェックし、条件が合えば、応募しています。

ISSインスティテュートで学んだどのようなことがお仕事に役立っていますか?また、授業と現場とではどのようなことが違いましたか?

英語の翻訳分野は専門ごとに分かれているようですが、中国語は何でも屋です。ISSインスティテュートの授業で出される課題は、ビジネス、工業、化学、医学などいろいろな分野が網羅され、中日翻訳だけでなく日中翻訳もあり、毎週の授業に向け、「納品」と意識しながら課題を作成したことで、実務的な翻訳能力を上げることができたと思っております。
同じクラスには、中国語ネイティブの受講生もいらっしゃり、他の受講生が作成した訳文に触れることは、大変刺激になりました。一緒に受講した皆さんとは、今でもつながりがあり、翻訳に関する情報交換を行ったりしています。

今後の目標をお聞かせください。

業務が集中する時は、お断りすることもありますが、業務の依頼が途切れてしまうこともしばしばあります。翻訳の業務がない時は、「充電期間が得られた」とプラス思考で考えればよいのですが、理想としてはコンスタントに翻訳業務の依頼を受けられるようにしたいものです。翻訳会社側から見れば、翻訳の精度が最重要だと思いますので、翻訳者としてその信頼に応えられるよう努力していきたいと思います。

これから通訳・翻訳訓練を始めようとお考えの方、訓練中の方にメッセージをお願いします。

実は、現在病気療養中です。フリーランスとなったおかげで、通院も自由にでき、体調が悪い時には横になるなど、時間に縛られませんので、今の私には適した仕事だと思います。一方で、翻訳の納品には期限がありますので、時間との戦いとなることもあり、早朝や深夜も作業する日も時にはあります。それでも、総じて自分のペースで続けられるこの仕事を始めて良かったと思っています。

仕事の発注はメールで、また、納品もメールで行うことが多く(メールでない場合はインターネット上の指定保存先などになります)、どこに住んでいても仕事ができます。私にはオーストラリアで翻訳者として活躍している友人もおり、国境は関係ありません。

翻訳訓練をいつ始めるか悩んでいる方もいらっしゃることと思います。私と同じクラスの受講生の年齢の幅は広く、定年退職後、ISSインスティテュートに入学した方もいらっしゃり、その方は、現役時代の経験を活かし、工業分野の翻訳に長けていました。私自身も勤めていた頃の経験は翻訳業務に活かされていると思っています。若い時期に始めれば、それだけ翻訳者としての活動年数は長くなりますが、「人生100年時代」と言われる時代となっていますので、年齢のことを気にせず、まずは学習を始めてみてはいかがでしょうか。

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