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OJT体験レポート

『第10回プレイタイム東京』での商談通訳OJT

ベビー、キッズからマタニティーに関連するあらゆる分野から厳選された210ブランドが出展する
『第10回プレイタイム東京』(主催: Picaflor Japan Co.,Ltd. )が、2014年2月25日~27日(3日間)に開催されました。
*前年度2月展より 5.7%増の来場者数2,316人を迎えたプレイタイム 東京10回展。
海外ビジター(韓国、台湾、香港、中国、オーストラリア) はその内の4.2%を占め、緩やかな増加を記録。
ISSインスティテュート受講生は、出展者である海外デザイナー と日本人バイヤーの商談通訳を担当しました。

ご自身の簡単なプロフィールと英語学習歴を教えていただけますか

高校時代に1年間、交換留学生としてニュージーランドへ留学しました。大学で英語を専攻し、卒業後ホテルへ就職。10年間の勤務中、多くのVIPアテンドも経験しました。その後渡米し、シアトルとハワイ島のホテルに3年間勤務。この時点まで通訳者を目指すことはなく、ホテル業に専念していましたが、帰国後に一念発起!2010年ISSインスティテュートへ入学しました。

担当された仕事内容を具体的に教えてください

ブース通訳者として、出展者様とお客様のコミュニケーションのお手伝いですが、その他にできることもたくさんありました。例えば、新しいブランドのため、ブランドと商品を知ってもらい、良い印象を与えられるようアピールすること。その中で、日本人の特性や考え方をアドバイスし、装飾やハンガーの向きまでアイデアを差し上げたことは非常に喜ばれました。また、事前に展示会のご担当者から「子供服という性質上、明るく楽しい展示会にしたいので、通訳者がわかっている内容でも直接お客様へは返答せず、出展者とお客様が楽しく会話できるように間に入ってください」と指示がありましたので、常に笑顔で積極的に声をかけ、楽しい雰囲気を演出することに特に配慮しました。

今回のOJTにあたり、事前準備はどのように行いましたか

バルセロナの子供服ブランドだったため、まずはスペインの地理、経済、アパレル業界などの一般的な情報をリサーチしました。次にホームページを確認するも”Web in Progress”。代わりにfacebookで基本情報と商品が確認でき、その他に子供服雑誌の記事も見つけることができたのですが、情報が限られていたため「準備不足では?」ととても不安になりました。その不安を拭うように、以前別の展示会で通訳した際のノートを何度も読み、用語などを再確認しました。

「やりがい」や「面白さ」、「勉強になった」点を教えてください

アパレル業界や輸出入に関する知識を得たことと、業界特有の日本語を学べたことが特に勉強になりました。出展者様も英語が母国語でないため、商談に必要な単語がわからないこともあり、一緒に勉強していくような状況でもありましたが、その新しい知識によって出展者様とお客様がより円滑に商談を進められ、双方に実りある結果が出れば、それが私自身のやりがいにもつながりますし、次のお仕事の機会でも役に立つと思うと自然と力が入りました。

苦労や失敗談を教えてください

3日間の展示期間中、1日半展示品が届かないというハプニングがありました。その間、予想もしない出来事に落ち込んでしまった出展者様を励ましながら、お客様へ少しでも詳しい説明ができるよう、より多くの情報を得る努力をしました。展示品が届くと明るい笑顔が戻り、一緒に準備を整えました。このハプニングで、出展者様との結束が強まった気がします。

最後に今後の目標や抱負についてお聞かせいただけますか

まだまだ長い道のりですが、ISSの受講生や教務の方々、OJT仲間の皆さんと情報を共有し、こうしたOJTを重ねて経験を積んでいきたいと考えています。通訳者になることを決心した時期が遅かったため、「なぜもっと早く…」と後悔することもありますが、10年以上ホテルで培ってきた接遇マナーと笑顔、そして忍耐力をもって「ホスピタリティあふれる通訳者」となれるよう、今後も勉強に励みたいと思います。

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