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Question 通訳のコースで勉強していますが、伸び悩みを感じています。英語力を伸ばすためにリーディングは効果的でしょうか?リーディングの勉強方法やリーディング教材の選び方を教えて下さい。

Answer 通訳訓練の一つとして、リーディングにも力を入れることは重要です。というのは、リーディングの能力はリスニングの能力にも直接関係しているからです。例えば、目の前の紙に This is too difficult to understand. という文章が書いてあるとしましょう。この文を読んでいる時、私たちの目線は左から右に動きます。つまり This→is→too→difficult→to→understand と動くわけです。それでは、この文をリスニングで聞く時にはどうでしょうか?リスニングの場合は、リーディングと異なり目の前に英文がありません。従って目線を動かすことはできませんが、その代わり、私達は聞いた単語を頭の黒板に印字してゆきます。流れてくる英語を is→is→too→difficult→to→understand と聞こえてくる順番に頭の中で消化しているわけです。リーディングであってもリスニングであっても、インプットされる英文は私たちの意識下では左から右に動きます。つまり、目の前に英文があるかないかという違いはあっても、リーディングもリスニングもある意味では同じ作業を要求されているのです。ですから、通訳訓練の一部としてリーディングを取り入れ、読んでいる英語をどんどん左から右へ処理する能力を高めていくことは非常に大切です。意識下での「左から右への英語処理」が早まると、英語を聞く際の反応もスピードアップするので、できるだけ多量に英文を読むようにしましょう。

さて、リーディングの方法ですが、大切なのは「左から右への流れ」を崩さないで、できるだけ早く読めるようにすることです。わからない単語を辞書で調べながら読むのではなく、どんどん先へ読み進みましょう。「精読」より「多読、速読」に重点目標を置いてください。そのためには、まず自分の英語力のレベルより少し下のレベルの教材を使いましょう。具体的には文中に自分の知らない単語が、文によって1〜2個ぐらいある、といった程度のものを選ぶのがよいでしょう。知らない単語は無視して、それ以外の部分で内容を把握するよう努力してみてください。読み進むうちにあまりにも知らない単語が多すぎて、知らない単語を無視していては文全体の意味が理解できないという程度になってしまう場合は、「その教材は自分には向いていないんだ」ときっぱり見切りをつけ、もう少し簡単な教材にあたってください。

教材としては、Japan times や Daily Yomiuri、Asahi Evening News などの英字新聞、Time、Newsweek、Economist などの雑誌、その他「〜を読む」とか「〜で読解力アップ」などのタイトルがついた市販のテキスト本やペーパー・バックの小説など様々なものが考えられます。どれが良くどれが悪いということはありませんから、自分が興味の持てる教材を選んで下さい。一般的には英字新聞や雑誌を教材にする場合が多いですが、新聞と雑誌では難易度に差がありますので、自分のレベルを良く考えて選んでください。また、英字新聞の中にも比較的簡単で読みやすい記事もあれば、構文も内容もかなり難解な記事もありますから、取り組みやすいレベルのものを選ぶ事が大切です。

英字新聞を選んだ場合は、最初は短めで簡単な内容の記事をとにかくどんどん読んでいきましょう。また、日本語でも一応知っていることを読めば、書かれている英語と自分の日本語が自然にリンクするようになりますし、新しい単語の意味も頭に入りやすくなります。英字新聞も、ボキャブラリー増強のために活用する場合と読解力を上げるために活用する場合は、違う読み方をしなければなりません。ボキャブラリー増強のためには、すべてのページのヘッドラインを読んでゆくという方法が最適ですが、読解力のアップには、記事の内容をしっかり読まなければいけません。新聞には膨大な量の英語があふれていますが、新聞記事のほとんどは、「いつ、どこで、誰が、何を、何故、どうした」という情報の羅列ですから、ある程度慣れてくると、読みや理解のスピードは上がってきます。

雑誌は、新聞と比較すると全般的に内容も、構文も、使っている単語や表現も難しいと感じると思います。ですから、読んでいて「左から右への流れ」がスムーズに作れないという人は、雑誌は避けたほうがよいでしょう。このような場合は、雑誌を「多読・速読」するより「精読」するよう心がけましょう。辞書を横におき、わからない単語を調べながら内容を理解し、一文一文をどんな風に訳せば自然な日本語になるかという点を考えましょう。雑誌を使って「翻訳力」をつける訓練をするわけです。

また、「左から右へ」と読みながら、ぜひ実行して頂きたいのが「音読」です。前から繰り返して協調していますが、英語を話す機会の少ない日本の環境で、できるだけ英語を話す時間を確保するためには音読が極めて効果的です。シャドウイングと同様「英語を発声する」訓練として、ぜひ音読も習慣化して下さい。




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